会社案内

社名株式会社まいどスペース
代表者代表取締役社長 
杦本 日出夫(すぎもと ひでお)
所在地〒564-0053 
大阪府吹田市江の木町12-27
連絡先TEL:06-6339-6315
FAX:06-6339-6352
お問合せフォーム
公式サイトhttps://www.maido-s.jp
創立2009年10月1日
資本金150万円
事業内容無線技術コンサルティング
各種講演
書籍全般・カタログ企画販売
エレクトロニクス機器の企画・販売
主要取引先株式会社⼤⽇電⼦
宇宙開発協同組合SOHLA
⽇本信号株式会社
株式会社システムブレーン
協⼒会社株式会社⼤⽇電⼦
株式会社まいどスペース 代表取締役 杦本 日出夫

無線技術コンサルタント、講演家
杦本 日出夫(すぎもと ひでお)

株式会社まいどスペース 代表取締役
株式会社大日電子 会長
宇宙開発協同組合SOHLA 理事長

概要

  • 電子通信機器の設計を行い、50年以上の経験を持ち、携わった開発品は1000点以上に及ぶ。
  • 電力会社、鉄道会社などに販路を持つ株式会社大日電子の社長を務める。
  • 人工衛星「まいど1号」の開発プロジェクトリーダーを務め、人工衛星の打ち上げに成功している。
  • 宇宙開発協同組合SOHLA(旧・東大阪宇宙開発協同組合)の理事長として、人型ロボットを月で歩かせる研究活動を継続している。
  • 「まいど1号」への挑戦や会社経営の経験をユーモアと情熱を持って話す講演が高く評価されている。

経歴

1953年4月佐賀県伊万里市生まれ
1971年3月兵庫県立武庫工業高等学校電気科卒業
1981年6月株式会社大日電子創立・取締役就任(27歳)
電気通信工事、電気通信機器製造の業務を行う会社を創立。
無線機器などの調整、測定などの現地作業を請け負いながら、電気通信機器の設計・製造を行う。
創業期は無線制御器、放送装置などの機器を石油工場、テレビ局などへ納入した。
1992年3月日本で初めて心電図伝送システムを開発し納入 【技術1】参照
1993年6月消費者金融向け無人店舗監視制御装置を開発し納入
1998年3月株式会社大日電子 代表取締役に就任
2002年3月シリコンマイクロジャイロセンサの開発でNASDA(現JAXA)宇宙ベンチャー大賞を受賞【技術2】参照
2002年4月東大阪小型人工衛星プロジェクトに参加【挑戦】参照
2003年2月吹田市長表彰(フロンティア・スピリッツ賞)
2005年3月電力事業向けデジタル無線用回線制御装置及び指令卓を開発し販売
2007年4月列車無線車上局、操作器の初号機を出荷
2007年11月吹田商工会議所 議員就任
2008年2月大日電子ブランドによるFM基地無線装置を関西電力へ納入【経営】参照
2008年3月特定非営利活動法人関西宇宙イニシアティブ理事 就任
2008年11月大阪府知事表彰(大阪ものづくり優良企業賞2008優良企業賞)
2009年1月東大阪宇宙開発協同組合(現・宇宙開発協同組合SOHLA) 理事長就任
2009年1月小型人工衛星「まいど1号」の打ち上げ成功【挑戦】参照
2009年2月吹田市長表彰(フロンティア・スピリッツ賞)
2009年4月経済産業大臣表彰(元気なモノ作り中小企業300社)
2010年1月第5管区海上保安部より「非隧道型GPSデータ送信機空中投下ブイシステム(NAGAS)制作に対する功労」に対し感謝状を授与
2010年4月株式会社まいどスペース 代表取締役に就任
絵本の販売開始と講演を⾏う
2012年7月雷観測センサを国際宇宙ステーションへ取付、3年間の試験を行う【技術2】参照
2013年1月IP変換装置(スプロテグK)が近畿経済産業局「関西ものづくり新選2013」に選定
2014年9月日本初の病院自営の救急災害無線システムを鹿児島県米盛病院へ納入(救急ヘリ、ドクターカー、県、市、消防、行政と連携した無線統括システム)【技術1】参照
2018年5月江坂企業協議会 理事就任
2020年7月吹田西ロータリークラブ会長 就任(~2021年6月)
2021年7月神戸市交通局へデジタル列車無線設備を納入
2023年1月4値FSK方式デジタル列車無線システムが近畿経済産業局「関西ものづくり新選2023」に選定
2023年5月令和5日春の叙勲において「旭日単光章」を受章
株式会社大日電子 会長就任

技術1日本で初めて実用化された「心電図伝送システム」

救急患者の状態をいち早く無線で医師へ伝達する

ヘリ搭載の⼼電図伝送装置

ヘリ搭載の⼼電図伝送装置

このシステムが実用化されたのは1992年です。今でこそ医師が救急ヘリで現場へ向かうドクターヘリが運用されていますが、当時は患者をヘリに乗せて病院へ搬送し、医師が処置を行うという流れが主流でした。
このシステムは、重篤の救急患者を搬送しながら救命処置を可能としたもので、救急救命⼠がヘリ内で⼼電図を測定しながら、救急救命センターの医師と連携し、初動救命処置を⾏うものです。

心電図伝送システムから15年後、大日電子のホームページを見たある病院の経営者様から「ドクターカーやドクターヘリで使用している無線装置を救急室から一斉制御したい」というお問い合わせがありました。
その経営者様は、ドクターカーとドクターヘリ、地域消防車で使用している無線のメーカーが異なるので、主なメーカーに相談するが話が進まず、たまたまホームページを見て大日電子に相談されたとのことです。
そして、電話口に出た社員が「異メーカーの無線を接続し、制御器を作ることができます!」と即答したことにとても驚いたとおっしゃっていました。

私たちは大手メーカーからのオーダーメイドで無線機器と接続する遠隔制御器の製造実績を重ね、メーカーの独自仕様の理解を深めました。例えば大日電子の実績として、他社の無線機を実装した可搬型無線機があり、これまで無線機メーカー10社以上(三菱、NEC、東芝、パナソニック、iCOM、その他)、無線機種類20種以上(AM/FM基地局、FM/SHF/LF固定局、可搬型無線機、携帯局、車上局、その他)の無線機を扱っています。こうした経験から私たちは他社とのセットアップを得意としています。

技術2宇宙ベンチャー大賞を受賞

JAXAに認められた技術

宇宙ベンチャー大賞を受賞

シリコンマイクロジャイロセンサの開発で宇宙ベンチャー大賞を受賞しました。シリコンジャイロセンサとは、角速度センサともいわれ、回転角度に時間を加えたもので、素子の振動から運動量を求めることができます。
私たちはこのシリコンジャイロセンサを小型化する研究を行いました。開発当時、8㎝角で10キロと大型だったジャイロセンサを、大学との共同技術研究で小型化する開発を行いました。
小型化したシリコンマイクロジャイロセンサを電子基板に搭載し、複数のセンサを用いた3軸ジャイロを開発し、宇宙ベンチャー大賞を受賞しました。
この賞は、社員数15名程度(当時)の中小企業とJAXAの縁がつながったきっかけでもあり、後の宇宙への挑戦に続いていきます。

2012年、私たちが製造した雷観測センサを搭載し、種子島からHⅡAロケットが打ち上げられました。
雷観測センサは「まいど1号」からの縁で、JAXAから注文を頂き開発製造した装置です。ロケット打ち上げの衝撃や宇宙の熱環境に耐える「宇宙仕様」の装置を製造しました。
国際宇宙ステーションに搭載され、雷研究のため3年間の運用実績を上げることができました。

雷観測装置

雷観測装置

宇宙ステーションきぼう

宇宙ステーションきぼう

挑戦宇宙への挑戦が社員育てに

育てる・育つ・育てられる

宇宙への挑戦

人工衛星「まいど1号」の構想はJAXAのご担当者様を通して知りました。東大阪で人口衛星を打ち上げるプロジェクトを構想していることを聞き、「おもろい挑戦だ」と思いました。
自分たちが作った装置が宇宙で稼働するなんて、夢のような現実の話でした。
「まいど1号」のプロジェクトでは、プロジェクトリーダーを任命頂き、大日電子では無線部とハーネス、雷センサを製作しました。
地上の通信機器開発についてはプロですが、宇宙については素人のため、宇宙と地球環境の差の勉強から始めました。

また、この稀有な機会をぜひ社員にも体験してほしいと思い、入社1年目の新人を巻き込んでプロジェクトに参加させました。
昼間は取引先に納める機器を製造し、夕方からは宇宙環境を勉強する日々が続きました。専門学校を卒業したばかりの新入社員をプロジェクトメンバーに加えたことを初めは心配もしましたが、JAXAや企業の技術者に囲まれながら本人が周りに何とかついていこうとする姿に、期待を込めて見守りました。

最終的に「まいど1号」は打ち上げ成功、新入社員はこの経験を糧に周囲のメンバーと信頼関係を築き技術力を身に付けることになりました。
また、講演会でも「宇宙へ挑戦した経験が会社の成長と社員の成長につながった」話をお伝えし、学校関係者や企業関係に興味を持ってもらっています。

私は「まいど1号」の経験から得た経験 ―上司が部下にチャンスを与える勇気と、本人が努力し成長すること、そして部下の成長が上司を成長させる― という循環を「育てる・育つ・育てられる」と表現しています。

経営メーカーとしての自立と責任

大日電子の創業時は、現地工事・作業とものづくりの両方を行っていましたが、大日電子をメーカーとして確立させたいという思いがありました。
現地工事からものづくりへ移行していく中で、当初は製品を大手メーカーに納入できていることが私たちのステイタスでした。誰もが知る大手メーカーに技術を認めてもらい、機器を納入できるということが自慢だったのです。
そして、取引を重ねていく中で、設計技術、製造技術、文書作成、品質管理の理念など多くのことを大手メーカー同等レベルに引き上げて貰いました。

大手メーカーとの取引は多くの面で安心感があります。しかし、大手メーカーの下では自社の考えを実際のユーザー(大手ユーザー)に伝える事が難しく、自社ブランド銘板を付けることができません。
例えば、機械に故障が発生すると、ユーザーは故障した機械のメーカーに連絡します。また、設備更新を考えるときは既設メーカーに相談する利点があります。これは、大手ユーザー程、その傾向があり、弊社のユーザーがそうであることから、私たちがメーカーとして自立するには、ユーザーと直接販路を持つしかないという考えに至りました。大日電子をメーカーとして独立させることが経営戦略であり、メーカーとしての立つ位置であると考えるようになりました。

略歴

  • 列車無線システムや電力会社の保安無線システムなどの設計開発に携わり、その開発数は1000種類以上にもおよぶ。近年は、自社ブランドを確立し、大手ユーザーとの直接取引販路開拓に成功している。
  • 宇宙開発事業団(現・JAXA)との共同研究による「シリコン・マイクロジャイロシステム」の研究開発でプロジェクトリーダーとして「日本一の宇宙ベンチャー大賞」を受賞。
  • 2002年「まいど1号」の開発では、開発術者としてプロジェクトリーダーを務め、2009年1月23日打ち上げに成功し、ミッションの成功を果たした。
  • 「まいど1号」へのチャレンジで宇宙技術を取得。JAXAより国際宇宙ステーションきぼうの屋外実験棟に搭載する「雷観測センサ」を受注し、2012年7月21日に無人輸送機H-ⅡBロケットで打上げられ、JEM-GLIMS MISSIONとして3年間の過酷な宇宙空間での稼動実績を得た。
  • 宇宙開発協同組合SOHLA(旧・東大阪宇宙開発協同組合)の理事長として、人型ロボットを月で歩かせる研究活動を行っている。
  • 趣味はサックス演奏、テニス、ゴルフ。演奏活動は、オールディズバンドでは年間12回以上のライブ実績を有する。ビッグ・バンド・ジャズオーケストラは演奏活動を通して若者とのコミュニケーションを体験。
  • ユニークな経営手法が会社の発展となっている。
    1. 社員を主役にし、表舞台に出すことでモチベーションの向上を図る。
    2. 高機能CADとシミュレーションで開発時間とコストを低減する。
    3. 大企業に直接の販路を開拓している。
    4. 部品からシステムまで自社で開発製造している。
    5. 高信頼性を要求される製品を自社開発している。
    6. 社会の未来創りのための研究開発を行っている。
    7. 企業活動の他にも、各機関との共同研究や顧客ヒアリングに基づく政府への提言など、さまざまな社会活動を行っている。

社員が主役(JCOM 取材)

社員への取材
社員への取材

前古川⼤⾂ 宇宙開発協同組合に訪問

前古川⼤⾂が宇宙開発協同組合に訪問されました

MBS「朝からてんこもり」取材

MBS「朝からてんこもり」取材

カタール取材

カタール取材

韓国マスコミ⾒学会

韓国マスコミ⾒学会

弊社では社会科見学を受け入れています。大日電子の社内を見学していただけます。

見学内容の概要

  • 普段は見ることができない、社会の通信基盤となっている各種通信機器の説明、実演
  • 徹底した5S活動の取り組みと成果
  • 宇宙への挑戦やユニークな経営手法などの講演(講演内容はご要望に応じます)
  • 精密機器を製造している製造現場の見学

これまでの見学対応事例

見学場所

株式会社大日電子(本社・工場)
※弊社(株式会社まいどスペース)と同じ敷地内にあります

〒564-0053 大阪府吹田市江の木町12番27号

アクセス:大阪メトロ「江坂」駅より徒歩約7分

駐車場:あり(事前に要相談)

見学可能人数40人程度まで
見学標準時間1~3時間
見学可能日時月曜~金曜(祝日を除く)
※時間などはご相談下さい。
見学費用ご希望の見学人数・内容・時間等により異なります。
まずはお気軽にお問合せください。

社会科見学のお申込み・お問合せは
こちらから!

お問合せフォームもしくはお電話にて承ります。お気軽にご連絡ください。